《「抗日」中国の起源―五四運動と日本》出版
「抗日」中国の起源―五四運動と日本
武藤 秀太郎【著】
出版社:筑摩書房
出版时间:2019/02
サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 19cm
商品コード 9784480016799
NDC分類 222.072
Cコード C0322
本书简介
ナショナリズムの中核に強烈な「抗日」感情をもつ国・中国。その起点は五四運動にあるが、それは単なる排外主義運動ではなかった。陳独秀、李大〓(しょう)、魯迅など、五四運動を主導した知識人は、いずれも日本への留学経験があり、大正デモクラシーに学ぶ意欲をもつ「知日」派でもあったからだ。建国の原点に位置づけられる五四運動は、「抗日」と「知日」の一見相反する対日感情をあわせもち、その後の中国のジレンマの原型をなしていた―。二〇一九年に百周年を迎える五四運動。中国を規定するこの歴史的事件を、あらたな角度から分析することで、中国の複雑な対日感情の構造をあざやかに透写する。
目录
はじめに 現代中国の原点としての五四運動
第1章 五四運動と対日感情
第2章 清末の教育改革と日本
第3章 中国人の日本留学
第4章 中国の日本人教師
第5章 中華民国の誕生と教育改革
第6章 五四運動と日本
おわりに 五四運動の遺産
作者简介
武藤秀太郎[ムトウシュウタロウ]
1974年生まれ。専門は社会思想史。早稲田大学政治経済学部卒業。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。学術博士。現在、新潟大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。